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3年経過

3月も下旬となり、桜の開花も始まりました。

2016年3月、私は大量抗がん剤と自家移植という最後の治療を終えて、退院しました。あれから3年、来たナ3年!
前回の外来診察が1月だったので、正確に言えば今現在寛解維持状態か否かは定かではありませんが、3年経った今、このように元気に過ごしているので…感慨深いです。
この病気は3年経ったからと言ってそれで大丈夫というものでは無いでしょうが、まぁ一息つけるのかなと、この日が来るのを待ち遠しく思っていました。

最後の治療を終えてから1年間は、胃の調子がイマイチだったり、帯状疱疹になったり、急に発熱したりとか、いろいろあったけれど、治療終了から1年後の2017年3月には1週間のフリープランで九州旅行を楽しめて、この時も感慨深かったなあと思い出します。

治療終了3年後でもある今月は1週間のイタリア旅行に行って来ました。
これは、3年を記念してとかでは無くて単なる偶然です。
ロシア旅行が楽しかったので調子に乗ってというのもあるし、人生先の事など 分からない(誰にとっても)からチャンスは逃さない!というのもあり。(2月末日出発なら旅費がまだ安い、というのも大きかった)

思い起こすと、何度かの入院中、暇つぶしに見ていたのが旅行のガイドブックでした。
九州のガイドブックは、病気が治ったら絶対行きたい!と思いながら見ていました。
入院前にもう一冊用意したのがイタリアのガイドブックで、これは行く事など全く考えていなくて(2度行っているし)、写真が綺麗で、見ていて楽しいかなと思って購入したのです。
実際、楽しく眺めていました。

そんなことも忘れた頃に、そのガイドブックを手にしてイタリア旅行をする事になるとは…ほんの2ヶ月前まで思いもしない事でした。

イタリア旅行についての話をひとつ。
2016年1月〜4月初めに上野の美術館でボッティチェルリ展があって気になっていたのですが、退院直後で美術鑑賞出来る体調ではありませんでした。で、チラシの絵が気に入っていたのでそれを自室の壁に貼っていました。
その絵がまさかその美術館にあるなどとは知らずに入った、小さめの美術館(ミラノのポルディ・ペッツォーリ美術館。)で遭遇出来た事にはビックリでした。
しかも明るい部屋で至近距離で。(周りに人もいない。)無防備過ぎるような、鑑賞者に優しい展示の仕方でした。繊細なタッチがよ〜く見えて、感動しました。

縁、ですか?(イタリアとボッティチェルリと?)
偶然かもしれないし、引き寄せられたかもしれないし、そういう風に考えるだけでも楽しいし、生きていると色々面白い事あるよね、って思います。
季節に相応しく、ちょっとノー天気な感じで、今日はおしまいです。😽



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by harukamemo55 | 2019-03-21 04:51 | 退院後の生活 | Trackback | Comments(0)